このサイトでいちばん検索に表示されている記事は、耐切創手袋の選び方です。28日間で284回、検索結果に出ていました。それなのに、クリックされたのは2回だけ。
順位が低いわけではありません。5位から7位あたりに出ています。見られているのに、押されていない。この状態を、AI(Claude)と一緒にSearch Consoleの数字から読み解いて、タイトルを直しました。この記事は、そのときの手順の記録です。結果はまだ出ていないので、出たら追記します。
先に結論:検索した人が知りたい「答え」をタイトルに書く
原因は、検索した人が知りたいことと、タイトルに書いてあることのずれでした。
検索されていたのは「耐切創 読み方」。知りたいのは「耐切創」をどう読むか、つまり「たいせっそう」という読みがなです。ところが記事のタイトルにあった「読み方」は、手袋に書いてある規格表示(EN388のレベル)の見方のことでした。検索結果でタイトルを見ても答えが書いていないので、押す理由がなかったのだと考えています。
直したのは3か所です。タイトル、検索結果に出る説明文のもとになる抜粋、そして記事の冒頭に置いた3行の「答えの箱」。本文の中身はほとんど変えていません。
やったこと1:Search Consoleで「押されていない検索語」を探す
きっかけは、Search Consoleの「検索パフォーマンス」の画面をスクリーンショットで撮って、Claudeに見せたことです。3か月で見ると、表示回数は増えているのに、クリックはほとんど増えていませんでした。
Claudeはそこから、ページ別と検索語(クエリ)別の表を自分で開いて読みにいきました。期間は直近28日間(2026年9月21日〜10月18日)。サイト全体ではクリック9回、表示716回、クリック率1.3%、平均掲載順位11.8位です。
検索語の表で目についたのが、次の行でした。
| 検索語 | 表示 | クリック | クリック率 | 順位 |
|---|---|---|---|---|
| 耐切創手袋 読み方 | 46 | 1 | 2.2% | 5.5 |
| 耐切創 手袋 読み方 | 44 | 0 | 0% | 7.1 |
| 耐切創 読み方 | 14 | 1 | 7.1% | 9.9 |
| 切創手袋 読み方 | 12 | 0 | 0% | 7.6 |
| 防刃手袋 読み方 | 9 | 0 | 0% | 9.4 |
| 切創レベルとは | 7 | 0 | 0% | 1.0 |
「読み方」がつく検索語だけで、表示は合計125回。順位は5〜10位なのに、クリックは2回です。順位が10位以内に入っていてクリック率が0〜2%しかないときは、タイトルが検索した人の目的に合っていないことが多い、というのがClaudeの見立てでした。
Search Consoleの「検索パフォーマンス」を開き、期間を「28日間」にします。上の「平均CTR」と「平均掲載順位」にもチェックを入れると、表に4つの数字が並びます。「クエリ」の表を表示回数の多い順に見て、順位が10位以内なのにクリック率が極端に低い行に印をつけます。
やったこと2:検索した人の目的を想像する
印をつけた検索語を、自分で検索窓に打ち込んだつもりで読んでみます。「耐切創 読み方」と打つ人は、たぶん手袋のパッケージか売り場で「耐切創」という字を見て、読めなかった人です。知りたいのは規格の話ではなく、読みがなと、ざっくりした意味でしょう。
記事の中には、読みがなはちゃんと書いてありました。2段落目に「耐切創(たいせっそう)手袋」と。ただ、検索結果の画面に出るのはタイトルと説明文だけです。そこに読みがながなければ、検索した人からは「答えがあるかどうか分からない記事」に見えます。
やったこと3:変更前と変更後を見比べて、自分で決める
Claudeが出してきた案は、次のとおりです。
- 抜粋:先頭に「耐切創は『たいせっそう』と読みます。刃物による切り傷(切創)に耐える、という意味です。」を足す
- 本文の冒頭:PR表記のすぐ下に、読み方・意味・切創レベルを3行でまとめた答えの箱を置く
- そのまま:本文のほかの部分、記事のURL
案を見て、私が決めました。決め手は「本文の中身は変えずに、入口だけ直す」ことです。順位はすでに5〜7位なので、中身を大きくいじって順位を落とすほうが怖い。読みがなが入るだけなら、記事の主題(手袋の選び方)もぶれません。
反映もClaudeに任せました。公開中の記事を書き換えるときは、変更前の内容を必ず保存してから、という決まりにしています。反映したあとは、公開ページのタイトルと答えの箱がスマホでどう見えるかまで、Claudeが確かめました。
任せているのは、数字を読むこと、原因の仮説を立てること、変更前と変更後の案を作ること、反映と確認の作業です。
任せていないのは、「直すかどうか」と「どの案にするか」の判断です。サイトの設定や公開中の記事を変えるときは、必ず変更前と変更後を見せてもらい、私が「更新して」と言ってから反映する決まりにしています。
やったこと4:検索結果の説明文の「出どころ」を確かめる
反映したあとに、公開ページのソースを開いて「description」で検索してみました。すると、検索結果に出る説明文(メタディスクリプション)が2つ出ていました。
- テーマ(Cocoon)が出す説明文:抜粋から作られる。直した抜粋がそのまま入っていた
- プラグイン(SEO SIMPLE PACK)が出す説明文:本文の冒頭から自動で作られる。「本記事はプロモーション(広告)を含みます 読み方:…」と、PR表記から始まっていた
2つあると、Googleがどちらを使うかはこちらで選べません。そこで翌日(10月22日)、プラグイン側の説明文を止めて、抜粋から作る1つにそろえました。この設定はサイトの全記事に効きます。
- 説明文が抜粋から作られるか、本文の冒頭から作られるかは、テーマやプラグインの設定によって違います。テーマとSEO用のプラグインの両方が出していて、2つ重なっていることもあります
- 確かめるには、公開ページを開いてソースを表示し、「description」で検索します
- Googleは、ページの内容から説明文を自分で書き直して表示することもあります。設定した文がそのまま出るとは限りません
結果:2〜3週間後に追記します
タイトルを直したのは2026年10月21日です。Googleが新しいタイトルを検索結果に反映するまで数日、数字に表れるまで2〜3週間はかかると見ています。
比べるのは、上の表の6つの検索語のクリック率です。順位が同じくらいのままクリック率が上がれば、「タイトルのずれ」という見立てが当たっていたことになります。上がらなければ、別の原因を探します。どちらになっても、ここに数字を追記します。
なお、10月22日に説明文の設定(上の「やったこと4」)も変えたため、11月の数字は「タイトルと説明文の両方を直した結果」として見ます。どちらが効いたかまでは切り分けられません。
「読み方」系の5語:表示125回・クリック2回(クリック率 約1.6%)/ページ全体:表示284回・クリック2回
表示はあるのにクリックされないときは、順位より先に、検索した人の目的とタイトルが合っているかを見ます。直すのは入口(タイトル・説明文・冒頭)だけで足りることもあります。
AIは数字を読むのも案を出すのも速いですが、決めるのは自分です。変更前と変更後を並べて見るだけでも、判断はずいぶん楽になりました。
今回直した記事は、こちらです。耐切創(たいせっそう)手袋とは|読み方・切創レベルの見方と選び方
公開時、「やったこと4」に「説明文は本文の冒頭から自動で作られていた。このサイトのテーマの設定でそうなっていた」と書いていましたが、誤りでした。本文の冒頭から説明文を作っていたのはテーマではなくプラグイン(SEO SIMPLE PACK)で、テーマ側も抜粋から別の説明文を出していました(説明文が2つ出ていた状態です)。また「抜粋を直すより答えの箱のほうが効いた形です」とも書いていましたが、数字で確かめたことではないため取り消します。該当の部分を書き直しました。
※この記事に広告(アフィリエイトリンク)はありません。結果は2026年11月上旬をめどに追記します。



コメント