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「50代で転職なんて無理でしょ」「今さら履歴書なんて書けない」「辞めて後悔したらどうする」
これ、会社都合退職が決まるまでのわたしが、ずっと思っていたことです。
わたしは52歳、製造業一筋30年。来年3月末で、会社都合により今の工場を離れることが決まっています。「迷っている」段階はもう終わり、実際にリクルートエージェントに登録し、面談も済ませ、動き出しています。
転職サイトの記事を読んでも、書いているのは若いライターさんばかりで、キレイごとが多い。なのでこの記事では、同じ50代工場勤務の目線で、実際に動いてわかったことを本音で書きます。
50代の転職は「無理」なのか?
結論から言うと、無理ではないが、戦い方を間違えると苦戦します。
厚生労働省「雇用動向調査」(令和5年/2023年)を見ると、男性の転職入職率は50代前半(50〜54歳)で4.6%まで落ち込むものの、60〜64歳では10.8%まで再び上がります。定年前後で動く人が一定数いるということです(出典:厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」)。人手不足を背景に「経験のあるミドル層を採用したい」と考える企業は増えており、特に製造業では若手採用が難しく、現場経験のある50代の需要が高まっている業界・企業も少なくありません。
ただし条件があります。
うまくいく50代
- 今までの経験(設備保全、品質管理、フォークリフト、玉掛け、班長経験など)を言葉にできる人
- 給料や役職に固執しすぎない人
- 「若い人向けの転職サイト」ではなく「50代を採る前提の場所」で探す人
苦戦する50代
- 「未経験で事務職に」など、経験と関係ない職種を年収維持で狙う人
- 応募書類を昔の感覚(手書き履歴書1枚)のまま出す人
- 大手の若手向け求人サイトだけで探して「書類で全部落ちる」と絶望する人
「今の工場に残る」のはダメなのか?
ダメじゃないです。ここは正直に言います。
50代の転職は、残る選択肢と比べて初めて意味があります。 今の会社に、
- 定年後の再雇用制度がある
- 体力的にきつくない部署への異動の可能性がある
- 退職金の計算上、あと数年で大きく増える
なら、無理に動かない方が得なケースも普通にあります。
わたしがまずやったのは、転職活動ではなく「自分の市場価値を知ること」でした。ミイダスの無料診断を実際に使ってみたところ、想定年収が数字で出てきて、今の給料と並べて比べられました。具体的な金額はここでは伏せますが、「今の給料は市場からどう評価されているか」が見えたのは大きかったです。市場価値の方が高ければ動く価値あり、低ければ「今の会社、意外と悪くない」とわかって夜勤も少し楽になる(笑)。
どちらに転んでも損しないので、迷っている段階でやるべきはまずこれだと思います。
体力の限界が来ている。異業種には行ける?
「立ち仕事・夜勤がもう体にこたえる」——これが50代工場勤務の一番リアルな転職理由だと思います。
異業種で50代未経験でも入りやすいと言われているのは、施設管理・設備管理(ビルメン)、警備、マンション管理、ドライバー、清掃管理など。共通点は「現場経験と真面目さが評価される仕事」だとされています。工場で機械を触ってきた人は、設備管理系と相性がいいという声もよく見かけます(わたし自身はまだ具体的に動いていません)。
ただし年収は一時的に下がることが多いようです。そこを受け入れられるか、家族と話せるかが分かれ目になりそうです。
逆に「工場経験をそのまま活かして待遇だけ上げる」道を探すのも一つです。大手メーカーの正社員登用前提の求人など、50代採用実績のある工場は探せばあります。体はまだ動く、収入は下げたくない、という人はこちらを軸に考える価値があります。
履歴書で年齢落ちしない方法はある?
あります。「50代を採る前提の場所」で探すことです。
FROM40やマイナビミドルシニアのような40代・50代特化の求人サイトは、掲載求人がすべて中高年の採用前提だそうです。つまり「応募した瞬間に年齢で切られる」ことが構造的に起きにくい仕組みだと言われています(わたし自身はまだ登録していませんが、選択肢として頭に入れています)。
実際にわたしが登録したのはリクルートエージェントとdodaです。担当者が企業に「この人は年齢以上に使える」と口添えしてくれる場面もありました。50代こそ、書類だけで勝負しない仕組みを使うべきだと感じています。
職務経歴書も、独学のまま出すと痛い目を見ます。実際にClaudeに見せたら「60点」と言われた話を記事にしています→職務経歴書、製造業の現場経験をどう書く?
エージェント面談で実際に何を聞かれたかは、こちらに記録しています→再就職支援サービスの面談で聞かれたこと
在職中に動くべき?辞めてから?
絶対に在職中です。 50代の転職活動は3〜6ヶ月かかるのが普通。無収入の焦りは判断を狂わせますし、「無職の50代」より「現役の50代」の方が面接での印象も強い。
夜勤シフトでも大丈夫。登録も診断もスマホで完結しますし、エージェント面談も今は電話やオンラインが主流です。
まとめると
| こんな人は動く価値あり | こんな人は慎重に |
|---|---|
| 市場価値を一度も調べたことがない | 退職金が数年で大きく増える |
| 体力的に今の現場が限界 | 年収維持で未経験職種を狙いたい |
| 会社の将来性に不安がある | 「なんとなく嫌」以外の理由がない |
50代の転職は「一発逆転」ではなく「残りの10年をどこで働くかの再選択」です。まずは無料診断で自分の値段を知る。話はそれからで十分です。
続きの記事では、実際に転職サービスに登録してみた記録を書いています。

